なぜ私が立候補するに至ったのか
私は看護師として約20年間、救命救急センターやNICU、障害児専門の訪問看護ステーションの起業・譲渡を通じて、医療と福祉の現場で多くの子どもたちとその家族に寄り添ってきました。この経験を通じて強く感じたのは、子どもたちの未来を守るためには、行政の支援体制が不可欠であるということです。
子どもたちの健やかな成長を支えるために
昨年4月、私は公立保育園の父母会長に就任しました。その頃、前市長が専決処分で決定した「公立保育園の廃園条例」が違法と判断されましたが、市は条例撤回を行わず、公立保育園の在り方検討委員会が設置されました。
私はこの委員会の保護者代表として参加し、公立保育園だけでなく小金井市全体の子育て支援の在り方について議論に加わりました。しかし、委員会での議論は、子どもたちの育ちを第一に考えたものとは言い難く、小金井市の子どもたちが安心して育つための環境が十分に整っていない現状に大きな不安を感じました。
公立・民間保育園の現状と課題
私たちが直面している問題は、公立保育園の廃園問題だけではありません。民間保育園を利用するご家庭も直面している課題があります。
- 段階的縮小園で起きている保育の質の低下が起きています。
- 1人保育による社会性や情緒性、言語・運動・認知・自尊心等の発達への影響
- 低学年が入園しないことによる、思いやりの心・養護性の発達機会の喪失、自己有用感・自尊心・リーダーシップ・社会性への影響
- 段階的縮小の影響で保育士の確保が進まず、職員への過重労働が深刻化しています。それにより、離職が進む可能性が懸念されます。
- 今後、保育士不足により、延長保育や外遊びの機会が減少が懸念され、保育の質の低下が懸念されます。
- 人員不足により、日常の人員配置や災害などの避難時など安全管理体制が不安定化することが懸念されます。
公立保育園
- 待機児童解消のため認可が急がれましたが、指導監査体制が不十分であるため、
- 保育士の一斉退職や補助金の不正受給、園児の置き去り事件などが発生しています。
- 発達支援や医療的ケア児の受け入れも遅れており、初回相談までの待機時間が長く、迅速な対応ができていません。
民間保育園
- 障害児保育や医療的ケア児のノウハウの共有や、受け入れ体制が整っておらず、必要な支援が十分に提供されていません。
- 公立・民間の連携が不足しており、市全体での一定の保育の質の維持が図られていないのが現状です。
共通の課題
子どもたちの権利を守る市政を目指して
小金井市には「子どもの権利に関する条例」が存在しますが、市民の切実な要望が「委員会の諮問範囲外」として議論すら許されない行政の姿勢を崩しておらず、現状の政策はこの権利を十分に守っているとは言えません。違法とされた廃園条例が依然として有効とされ、市民の公平な公共サービスの利用権が侵害されていることは見過ごせません。
このような状況は、公立・民間の区別なく、小金井市のすべての子どもたちの育ちに関わる重大な問題です。にもかかわらず、行政はこれらの問題に対して適切な対応を取らず、市民の声に真摯に耳を傾けようとしていません。
私は「現場を知る者」として、そして「子どもを育てる親」として、子どもたちの健やかな成長を支えるために立ち上がります。市民の権利が守られ、子どもたちが安心して育つことのできる小金井市を取り戻すために、皆さんの声を市議会に届けることが私の使命です。
共に未来をつくりましょう
子どもたちの未来を守るために、そしてすべての市民が安心して暮らせる小金井市を実現するために、私は皆さんと共に声を上げ、行動していきます。
皆さんの声を市政に届けるために、どうか私に力を貸してください。